延期した一学期も終わろうとしています。

5月の初めに始園式、入園式を始めたものの、実際に幼稚園での保育が始まったのは6月からでした。異常な暑さや悪天候にもかかわらず子どもたちは一生懸命に頑張ってきました。例年なら4月から徐々に新しい園生活に慣れていくのですが、6月開始はほんとうにきついものだったと思います。子どもたちを褒めてあげてください。

一学期は7月31日の終業式で終わります。聖堂で三密を避けて行われます。

幼稚園の保育、教育はカリキュラムに沿っておこなわれていますが、小学校のように教科書に基づいて厳密に進められているものではありません。教科書など、教育の過程(課程)が細かく設定されていると「遅れ」が気になり、それを取り戻そうと悩み、焦ったりするものです。

幼稚園の教育の目的は、基本的生活習慣を身につけ、一人一人が自立できるように教え、助けることです。そのことができて初めて、子どもたちは次のステップに進むことができるのです。この時期に焦って、無理して先に進もうとすると、身につけておかなければならない大切なことがパスされてしまい、結局、本人が苦労していくことになります。

焦らず、じっくりと、一つ一つのことを丁寧に身につけていくことです。

大切な一つのポイント… 大人は子どものペースに合わせること。決して急がず、慌てず、焦らず、丁寧に子どもとかかわることです。生まれてまだ5年足らずです。大人と同じことができたり、同じペースで生きれるはずがありません!

もう一つ… 子ども(人間)はすばらしい存在です。悪い「こと」や間違った「こと」をします。そういったことを「訂正」されることで、子どもは正しいことを学んでいきます。子どもの存在自体を否定したり、「悪いこども」と決めつけることは絶対にしてはならないことです。「悪いこと」「間違ったこと」を丁寧に訂正してあげればいいのです。そして、いいこと、正しいことをした時は心底から褒めてあげることです。そうすることで、親や周りの人に対する「信頼」も育っていくことでしょう。

強く叱るだけでは子どもは育ちません。「間違っている」からではなく、「叱られるから」というのがモチベーションになって行動を修正することになるでしょう。それが続くと、親や周りの人の反応を必要以上に気にすることになり、いわゆる「顔色をうかがって」生きるようになります。「お父さんに叱られるから」「お母さんに叱られるから」「先生に叱られるから」という理由では子どもは育ちません。基本的な善悪については、ときとして「説明」はいりません。ダメなものはダメ。悪いことは悪いのです。そして、悪いことはしてはいけない、と教えるのです。信頼関係があれば、子どもはそれを受け入れていきます。

これからは暑さとの闘いです。これも将来役に立つ経験となるでしょう。そうであってほしいものです。

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