月別アーカイブ: 2020年7月

延期した一学期も終わろうとしています。

5月の初めに始園式、入園式を始めたものの、実際に幼稚園での保育が始まったのは6月からでした。異常な暑さや悪天候にもかかわらず子どもたちは一生懸命に頑張ってきました。例年なら4月から徐々に新しい園生活に慣れていくのですが、6月開始はほんとうにきついものだったと思います。子どもたちを褒めてあげてください。

一学期は7月31日の終業式で終わります。聖堂で三密を避けて行われます。

幼稚園の保育、教育はカリキュラムに沿っておこなわれていますが、小学校のように教科書に基づいて厳密に進められているものではありません。教科書など、教育の過程(課程)が細かく設定されていると「遅れ」が気になり、それを取り戻そうと悩み、焦ったりするものです。

幼稚園の教育の目的は、基本的生活習慣を身につけ、一人一人が自立できるように教え、助けることです。そのことができて初めて、子どもたちは次のステップに進むことができるのです。この時期に焦って、無理して先に進もうとすると、身につけておかなければならない大切なことがパスされてしまい、結局、本人が苦労していくことになります。

焦らず、じっくりと、一つ一つのことを丁寧に身につけていくことです。

大切な一つのポイント… 大人は子どものペースに合わせること。決して急がず、慌てず、焦らず、丁寧に子どもとかかわることです。生まれてまだ5年足らずです。大人と同じことができたり、同じペースで生きれるはずがありません!

もう一つ… 子ども(人間)はすばらしい存在です。悪い「こと」や間違った「こと」をします。そういったことを「訂正」されることで、子どもは正しいことを学んでいきます。子どもの存在自体を否定したり、「悪いこども」と決めつけることは絶対にしてはならないことです。「悪いこと」「間違ったこと」を丁寧に訂正してあげればいいのです。そして、いいこと、正しいことをした時は心底から褒めてあげることです。そうすることで、親や周りの人に対する「信頼」も育っていくことでしょう。

強く叱るだけでは子どもは育ちません。「間違っている」からではなく、「叱られるから」というのがモチベーションになって行動を修正することになるでしょう。それが続くと、親や周りの人の反応を必要以上に気にすることになり、いわゆる「顔色をうかがって」生きるようになります。「お父さんに叱られるから」「お母さんに叱られるから」「先生に叱られるから」という理由では子どもは育ちません。基本的な善悪については、ときとして「説明」はいりません。ダメなものはダメ。悪いことは悪いのです。そして、悪いことはしてはいけない、と教えるのです。信頼関係があれば、子どもはそれを受け入れていきます。

これからは暑さとの闘いです。これも将来役に立つ経験となるでしょう。そうであってほしいものです。

ウイルス感染予防 気を抜かずに

また強い雨が降りました。皆さまのところは大丈夫でしょうか。

豪雨や災害も心配ですが、ウイルスの感染状況も気になります。

ご存知のように、新型コロナウイルス感染者が増えています。増えているというより、厳密に言えば福岡県が発表しているように「新たに感染がわかったのは」と表現するのがより正しいと思います。発表された感染者数が実際に感染している人の数ではないということにいつも注意を払っておきたいと思います。目に見えないウイルスは目に見えないところで確実に拡がっています。

わたしたちにできることは感染予防だけです。日常の生活習慣になるように、うがい、丁寧な手洗い、マスクを着用して三密を避けることを実行するのみです。

とくに保健所や医療に従事しておられる皆さんのご苦労は計り知れないものがあります。ひとたび感染すると生活形態が一変します。感染しない、感染させない、感染しているかもしれない、という意識をもって、しっかり予防していきましょう。

さわやかな朝 【2020.7.16.】

幼子と ともに合唱うや 蝉時雨

幼子(おさなご)と ともに合唱(うた)うや 蝉時雨(せみしぐれ)

ひさしぶりのさわやかな朝です。蝉(せみ)も鳴き始めました。子どもたちはグランドのライン引きを手伝ったり、走り回ったり。楽しく一日を始められたようです。

子どもたちの「吸収力」は抜群です。身体全体ですべてを受け止めようとしています。「五感」(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)が研ぎ澄まされていきます。

この時期はいろんな「本物」に触れる時期です。「偽物」を与えてはいけません。「本物」を知ることによって「偽物」を見分けることができるようになるからです。

気になることもいろいろあります。その中のひとつ。言葉遣い。荒っぽい言葉遣いや、乱暴な仕草。それは、子どもがどこかで学んだものです。正しい言葉、表現を伝えましょう。子どもたちは、まだ「選択」する力が成長していないので、ありのままを吸収します。

子どもに何かを教えるときは、やさしく丁寧に伝えましょう。そのためには少しの忍耐が必要です。

子どもの仕草。ゆっくり、丁寧に教えてあげましょう。ゆっくり、丁寧に繰り返すことによって神経細胞が繋がっていき、自分で思うように手足などを動かすことができるようになります。そうでなければ自分をコントロールすることができず、粗野で乱暴な動きになり、それが身に付いてしまいます。日頃からモノを丁寧に扱う習慣をつけましょう。今、身に付ければ、それは一生モノになります。

話すことを考えるだけでも…唇、舌、顎(あご)などの神経と筋肉を使って話している…これは凄いことですね。

ひとつひとつことを ていねいに

今週を振り返って 【2020.7.10.】

今週はたいへんな一週間でした。コロナウイルス感染対策、熱中症予防に加え、水害の恐れもありました。それは今も続いています。来週もひどい雨が続くといわれています。

緊急メールも頻繁に送ることになりました。とくに近年の気象の変化は地域に限定されることもあり、今の科学の粋を集めても、なかなか予測することが困難です。たしかに地球環境は変わっています。以前とは大きく変わってしまった、と言ってもいいと思います。

保育を平常通り行えるのか、バスは運行できるのか、預かり保育はどうするかなど、判断が以前より難しくなっているのは確かです。

幼稚園としては判断の基準として、まず、気象予報、それから市県教育委員会の判断、それに伴う市立小中学校の判断を基準にしていますが、これらの機関も判断に時間を要しているようです。

どの時点で判断するかも難しいところですが、保護者の皆さまにとりましては、できるだけ早く決定してほしい、というのがお望みだと思います。

いずれにしましても、保護者の皆さまにはその度にご理解とご協力をいただき感謝しています。

「いのちを守る」ということが最高基本原理ですが、まさにそのことが直接に問われる判断が求めらる昨今です。

今後もこの原理に基づき、いろいろな判断を重ねていきますが、重ねて保護者の皆さまのご理解とご協力をお願いする次第です。

皆さまの安全、ご無事を祈りつつ。

大丈夫でしょうか 【2020.7.10.】

みなさまのところの状況はいかがでしょうか。これからまたひどい雨になります。心配ですね。

幼稚園はいくぶん高いところにあるので水害のおそれはないと思いますが、なにしろ「今までにない」ことが起こっていますので一層の注意をしなければなりません。

すでに甚大な被害を受けている方々、また、この厳しい中で復興に励んでおられる方々を思うにつけ、これ以上の災害にならないように祈るばかりです。

コロナ禍の最中にこの豪雨。自然環境のバランスが崩れて地球も必死なのではないかと思ったりもします。

今年度の子どもたちは、例年のようには十分な保育も受けられずに、わたしたち園の職員も残念に思っています。

ただ、この子たちは、今までのどんな子よりも強く、たくましく育ってくれるのではないかと期待もしています。

子どもたちの力は「安心」という土台の上に築かれていきます。「親」がいるから安心、守ってくれる人がいるから安心、自分を大切に愛してくれている人がいるから安心。この安心から強い心と体が育っていきます。困難を乗り越える力をつけていくでしょう。

あってほしくはない昨今の状況ですが、このような困難な状況にあっても人間は強く生きていけるでしょう。ただし、それは「支える存在」があってのことだと思います。

どうかご無事でありますように。そして、子どもたちがこの困難の中にあっても「守ってくれる強い存在」を体験し、子どもたち自身も強く育っていきますように。